代表の箕作です。
以前からビズストーム研修では、「VUCA」という言葉をとりあげ、激しく変化する時代に対応するための考え方やスキルを身につけましょう、とお話することが多くありました。ビジネスゲームでビジネスの構造を体得することがその一端となるとの考えからです。
今年に入ってから、それどころではなく環境は激変しました。
中小企業診断士として仕事をする中で、飲食業を中心に多くの事業者さんが大変な苦労をされているのを見てきましたが、中には即座に変化に対応し、業績を伸ばした事業者さんもおられます。
努力だけでは及ばない状況ももちろんあろうかと思いますので、すべて努力次第と言えるわけではありません。
しかし、ますます事業者やその従業員の変化対応力が大きな影響をもつようになったことは間違いないでしょう。
変化に対応するためには、いかに戻って考えられるかが決め手となってきます。
戻るというのは、事業計画を立てる順番をさかのぼって立て直すということです。
たとえば、
プロモーション(営業や宣伝)の強化
↓
販路の追加変更
↓
商品や価格の見直し
↓
ターゲットのニーズと競合と自社の強みからの提供価値の見直し
というような順序で、どこまでさかのぼれば状況を立て直せるのか、経営資源と相談しながら探索していきます。
(順序は一例です。立て直しの絵は描けたけど経営資源が足りない、というときこそ補助金の活用も活きてきます。)
もし経営者や従業員が、普段から目の前の仕事をこなすことしか気にかけていなければ、ビジネスを変化させるという発想すらなかなか生まれません。
逆に全員がビジネスの全体像を理解し、広い視野を持つことで改善の切り口を発想する力があれば、アイデアも出てくるでしょうし、機動的に動きやすくなります。
ビジネスゲームなら、ビジネスの全体像を体感することができます。ビジネスの構築や運営には何が必要なのか、検討の切り口を短時間で学ぶのに最適です。
変化対応に強い組織をつくるために、ビジネスゲーム研修でお役に立てればと思っています。