経営センスを鍛えるビジネスゲーム、ビズストーム

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認定インストラクターオンライン合宿2022「DX編」を開催しました

122日に、ビズストーム認定インストラクター合宿をZOOMで行いました。
今回のテーマはビジネスゲームでのDX(デジタルトランスフォーメーション)研修。
ビジネスモデルを変革するDXの実現には、経営を理解する必要があるため、ビジネスゲーム「ビズストーム」を使った研修のニーズがあるという強い要望をもとに、満を持して開催されました。
ITやビジネス、研修の専門家など26名のインストラクターが一堂に会し、前向きな議論を重ねました。
13時から18時までの長時間のイベントでしたが、真剣で白熱した議論が尽きず、あっという間の5時間となりました。

【第1部】ニーズ&研修事例

DX研修のニーズ
DX研修のニーズについて、企業でのDX担当の方や研修会社の方にお話しいただきました。
DXと言いながら、ITリテラシー研修が求められることが多い現状や、企業規模や地域によって感度が異なることなど、多様な視点でDXが捉えられ、求められている様子がわかりました。

②研修事例
ビズストームに限らず、DXを謳った研修にご登壇経験のある方に研修事例についてお話いただきました。
ベトナム、ハノイでのCEO向けの本格的なDX研修の内容やケーススタディの進め方、国内の公的機関からのDX研修依頼の内容、実際にビズストームを活用したDX研修の実施事例など、様々な場面での研修事例をご紹介いただき刺激となりました。
発表者に情報提供いただいた後、質問や意見交換をして全員で理解を深めることができました。

【第2部】DXとは

第2部・第3部はセッションルームに分かれて、班ごとに自由闊達な意見交換を行った後、全員で意見交換を行いました。
第2部のメインテーマは、DXの定義について。DXには経産省をはじめとする公的な定義はいくつかあるものの、解釈に幅があることを確認した後、「DXと呼ぶにはどうある必要があるか」について、「これぞDXというわかりやすい事例」を皆で情報共有しながら意見交換を行いました。

DXと呼ぶために必要な条件として
・革新性があること
・現在の仕事をデジタルで改善するだけでなく、業務プロセスや組織などの再構築をすること
・ビジネスモデルや商品の変革によって顧客に提供する価値が変わること
・ビジョンがあり、バックキャストでの変革であること
・社会や産業構造に影響を与えるようなインパクトがあること
・急速にデジタル化されていくビジネス環境において、生き残れる競争力を身につけること
など多様な考えや情報が飛び交いました。

また一方で、「DXとはデジタルトランスフォーメーションされた世界に至るまでに変革するプロセスであるから、そのうちの一歩としてのデジタル化であればDXの一環であると呼んでもよいのではないか」という意見にもうなずかされました。

【第3部】ビズストームDX研修を考える

第3部はビズストームでDX研修を行うには、どのようなものにしたらよいかというテーマで、アイデアを出し合いました。
IT技術を学ぶ前に、環境や自社のビジネスを理解してビジョンを持って推進することが大切、という共通認識のもと、ビズストームの良さをどのようにすればより活かしていくことができるかたくさんの意見が出ました。
ビジネスゲームを使うことで、変革の必要性を痛感したり、ゲーム内で見える化したビジネス要素を使って自社のビジネスを分析・施策を考えたりなど、DXを推進する第一歩の研修としてピツタリのものになりそうです。
近々、公開セミナーの開催も計画することになりました。

【おまけ】オンライン懇親会

気軽な雰囲気で会話が繰り広げられるフリートークタイムでした。
プライベートな話や他愛もない話になるかと思いきや、まだまだDXについての議論が繰り広げられる熱く前向きな懇親会になりました。熱心な参加者の皆様のおかげで、とても意義深く内容の濃いオンライン合宿になりました。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

(石川梨絵子)

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