高校生向け創業スクールで経営ゲーム「ビズストームジュニア」を活用!
研修提供:株式会社ビズストーム
箕作 千佐子(ビズストーム開発者)
業 種 : 公的機関
受講者 : 高校生
時 間 : 3時間×4回(創業スクール全体)
尼崎の「次世代の産業人材育成事業実行委員会」様主催の全4回の高校生向け創業スクールにて、代表の箕作がメイン講師を勤めさせていただきました。 初回には、簡易版のビジネスゲーム「ビズストームジュニア」を活用し、ゲーム形式でビジネスの全体像を学んでいただきました。
1. 「ビズストームジュニア」導入の背景
尼崎商工会議所のご担当者様から、今年は初の試みとして、高校生向けの創業スクールを企画するにあたり、「中小企業診断士、キャリア、創業」のいずれにも関わっている講師であるということでご相談いただきました。
高校生に興味を持って楽しく学んでほしいという思いから、ビズストームジュニアを含めたカリキュラムをご提案させていただきました。
2.カリキュラム
大人向けの創業セミナーは200回ほど登壇していますが、高校生向けでシリーズものは初めての試みです。わかりやすく、起業しなくても将来のキャリアにつながるようにアレンジしたプログラムを作成しました。
まずはじめにビズストームジュニアで経営を体験して、全体のしくみや要素を体感していただきました。
ビズストームジュニアは、チームで1社を経営し、投資や仕入れをしたり付加価値をつけたりしながら商品を販売するゲームです。お客さんが多いマーケットを狙うのか、少ないけれど競合が少なそうなところを狙うのか、周囲の動向を見ながらうまく資源を使って効率的な経営をすることが求められます。
その後はゲームで体験したことと関係づけながらマーケティングやビジネスプラン
など経営に必要な知識を伝える講義を行います。
途中、若手起業家の方のご講演や、日本政策金融公庫様による収支計画の講義などもしていただき、厚みのある内容となりました。
<主なプログラム>
第1回 ビズストームジュニア
第2回 若手起業家講演
マーケティング
第3回 収支計画
運営体制・ビジネスプラン
第4回 ビジネスプラン発表
3.研修風景
はじめて体験するゲームに、最初は戸惑いを見せていた生徒たちもいましたが、チーム内でルールを教え合いながらだんだんとゲームに集中してきていました。熱心に作業する人、戦略を考える人など役割分担も進んでいました。最後には楽しく学びもあったとの感想をいただきました。
最終日のビジネスプランの発表では、自分の問題意識に基づいた社会課題の解決をテーマにしたものが多くありました。これからの活躍が楽しみです。
(箕作千佐子)