経営学科の新入生オリエンテーションで、300人でのビジネスゲーム
研修提供:株式会社ビズストーム
統括 箕作 千佐子(ビズストーム開発者)
メイン講師 田畑 一佳、東松 英司、岡本 友海
(ビズストーム認定インストラクター)
ほかサブ講師等15名
業 種 : 大学
受講者 : 経営学部の新入生 約300名
時 間 : 4.5時間
1. 「ビズストーム」導入の背景
経営学科の新入生のオリエンテーションとして、ビジネスゲームを探しておられるとのことでお問い合わせいただきました。いくつかのビジネスゲームと比較されていたようですが、ベーシックセミナーで体験いただき、納得の上でご採択いただきました。今年度は2年目の実施となりました。
これから経営を学ぶことを楽しみに思って欲しい、クラスのメンバーと仲良くする機会を作って大学生活になじんで欲しい、という経営学科の先生方の思いが詰まったご依頼でした。
大規模研修のため多数の講師を手配し、実施方法も講師間で何度も議論し、工夫を重ねての実施となりました。
2.ビズストームのカリキュラム
大規模であることをふまえ、いつもとは異なるプレイスタイルにカスタマイズして実施しました。
親睦を図ることが目的のひとつだったこともあり、チーム制でプレイし、通常は8期であるところを6期までとして話し合う時間を増やしました。
クラス全体が1つの卓となり、6つのチームに分かれて戦います。チーム内では役割を決め、順番に交代するルールです。サブ講師1名が1卓を専任で担当し、進行を補佐しました。
講義は、高校を卒業したばかりの参加者に合わせて、わかりやすい言葉を使い、シンプルに解説しました。全体像が理解でき、これからの学びをイメージしやすくなることを重視しています。
<プログラム>
- [講義]売上と利益について確認
- ビズストーム初級(3期)
- [講義]利益と計画
- ゲーム ビズストーム中級(6期)
- ワーク ビズストームの振り返り
- [講義]ビジネスの全体像と戦略
3.研修風景
入学直後ということで、はじめは知らない人と協力プレイをすることに戸惑いを見せる学生もいましたが、次第にゲームにのめり込み、楽しげに対話しながら参加するようになりました。
ルールがあやふやになっても、チーム内で教え合うことで早期に理解が進みました。
ルールが理解できると戦略面での議論も活発に。紙に図を書いて戦略を練るチームも出てきて、深く学び合うことができました。
4.研修の効果
アンケートでは「奇跡的」と言っていただけるほどの高評価で、高い満足度を得ることができました。
「経営を学ぶ意欲は⾼まりましたか?」という質問にも約95%の学生が「高まった」と回答しています。
自由回答では次のような声がありました。
【感想】
- 始めはよく分からなかったけど、やっていくうちにハマっていきました。
- 割とリアルで最高に面白かった。
- 友達が出来やすい環境だったのでこの授業は楽しいし、良かったと思います。
- 経営学を学びたいと思った!意欲がふかまった
- ゲーム感覚で経営を学べるのは楽しかった。最初の印象が楽しかったので、これからが楽しみという気持ちが芽生えた。
【経営に関する気づき】
- 初めて経営の立場になってみたけど、今まで日常の買い物で見てきた商品は様々な工夫がされていたんだなと知ることができた。
- 利益を得るためにはリスクも必要なこと。
- 利益をあげるための考え方にもっと多様性を持つ必要があると思った
- 先行投資の考え方に触れられてよかった。
- マーケティング、組織、簿記のバランスを取って、考えることが重要だと思った。スタッフを採用しても育成しないと意味が無いことがわかった。でも、スタッフ育成には人件費がかかるので育成するためには、どこかから、支出することが分かった。
- 自分が思っていた以上に会社を経営するという事が難しいことだとわかりました。他社の事も考え先読みしながら自分たちの会社がより多く利益を得るようにするという事がどれだけ大事かを知れました。
- たくさんの競合がある中生き残っていくのは難しいことだと気づいた
終了後には「楽しかった~~!」と笑顔で帰路につく姿も見られました。
大学生活のよい一歩となったことと思います。
ビズストームは、大学でも様々なシーンでご活用いただいています。
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